2026年カルガモ親子観察まとめ|35家族・191羽のヒナを追った138日間

 ふう!2026年のカルガモ親子の観察も…先程(0922G)の撮影でいったん区切りをつけました!

0508GにAg10を川で見つけてから毎日川でカルガモ親子を探し続けてきたけど…今年も、一旦一息つこうかなと思います。

思い返せば…今年も色んな親子がいたなぁ…。


2026年は35家族、191羽のヒナを記録

今年、私が確認したカルガモ親子は全部で35組ほど。(とりあえずざっくり確認)

それぞれの家族を最初に確認した時のヒナ数などを集計すると、今年登場したヒナは191羽になりました。

そのうち、若鳥まで育った可能性が高いと考えているヒナは119羽ほど。

単純に計算すると、

119羽 ÷ 191羽 = 約62%

という結果になりました。

もちろん、これは「191羽すべての生死を最後まで確認した」という意味ではありません。

成長途中で観察範囲外へ移動した家族もいるし、今年は特にヒナが別の家族に混ざる出来事が多かった。

昨日まで10羽だった家族が今日は9羽だからといって、1羽死んだとは限らない。

少し離れた場所にいるかもしれないし、別の家族について行っているかもしれない。数日後に再び合流することもあります。

なので、今年の観察表でも「▲1」と「死亡確認」は意識して分けて記録しています。

それでも毎日のように同じ川を歩いて、同じ家族を繰り返し探した結果として、今年も思っていた以上に多くのヒナが大きくなっていきました。

ちなみに2025年は、215羽中約135羽が若鳥まで育ったと推定して約63%。

今年は191羽中119羽で約62%。

不思議なくらい近い数字になりました。

たった2年間の、しかも私が観察できた範囲での数字なので、これをそのまま「カルガモの生存率」とすることはできません。

でも、自分が毎年同じような方法で追い続けていく上では、比較できる記録として面白くなってきたと思います。

最初のAg組から、いきなりカルガモらしかった



今年最初に見つけたのは0508GのAg組。

小さなヒナ10羽を連れた親子でした。

「今年も始まった!」と思った翌日の0509G。



いきなり段差で家族が分断され、3羽のヒナが下側に残されました。

母カモは上側へ進んだヒナたちについていく。

でも、下では小さな3羽が残っている。

母も途中で戻ってきたりして、どうするのか見ていたけど…最終的には3羽との再合流は確認できませんでした。

カルガモ親子を見ていると、「母カモなら必ず全員を助ける」というような単純な展開にはならないことが本当に多い。

初日から、今年もそんな観察になりました。

今年はとにかく「ヒナ混ぜ」が多かった

そして2026年を振り返って、一番印象に残っていることのひとつがヒナ混ぜです。

迷子になったヒナが別の親子についていく。

そのまま受け入れられる。

追い出される。

一度混ざったヒナがまた離れる。

元の家族らしき集団へ戻る。

複数の家族が近くにいると、もう「このヒナは誰の子なんだ?」という状態になることもありました。

今年は一時、27羽ものヒナが一緒に行動する巨大な集団まで出現。

毎日個体数を数えている側としては大混乱です(笑)。

母カモには羽の模様などで個体識別できる子が多いけど、同じくらいの日齢のヒナを1羽ずつ識別するのは難しい。

なので、「実子」「混ぜ子」「養子」などと観察メモには書いていますが、ここでいう実子も遺伝的な意味ではなく、最初からその母と一緒にいたヒナという観察上の区分です。

今年ほど、

「母カモの横にいるヒナ=ずっとその母と育ってきたヒナ」とは限らない

ということを実感した年はなかったかもしれません。

母がいなくなっても育っていったHg組

その象徴みたいだったのがHg組。

もともとのヒナに別の家族のヒナが加わり、ヒナ数がどんどん変化。

そして最終的には、母カモがいない状態で13羽ほどのヒナが川に残りました。

最初は「母はどこかにいるのでは?」と思って探していました。

なので、すぐに育児放棄と決めつけることはできません。

ただ、その後も母を確認できないまま、ヒナたちは残った。

13羽がいつも綺麗にまとまっているわけでもなく、散らばったり、何羽かで行動したり、また集まったり。

それでも少しずつ大きくなっていきました。

カルガモのヒナは母に守られて育つ印象がとても強いけれど、ある程度まで成長すれば、母がいない状況でも採餌し、移動し、生き延びていく。

今年の中でもかなり印象に残った記録でした。

他のヒナに厳しかったCg母

逆方向で印象的だったのがCg組。

Cg母は自分と一緒にいた3羽を育て続けましたが、他のヒナが近づいてきた時には非常に激しく反応しました。

実際に、他のヒナを攻撃して死亡する場面も複数回記録しています。

さらにイタチと遭遇した時には、自ら接近していくような場面までありました。

ただし、ここは分けて考えたいところで、

Cg母が攻撃的だったから3羽が生き残った

とまでは言えません。

実際に観察できたのは、「他のヒナへの強い攻撃」と「3羽が成長した」という二つの事実。

そこに因果関係があるかどうかは別です。

一方では他のヒナを受け入れる母がいて、Cg母のように激しく追い払う母もいる。

同じカルガモでも本当に違うなと思います。

堰、壁、急流。今年も色んな場所を越えていった

もちろん今年も、カルガモ親子らしい移動はたくさんありました。

堰を登る親子。

高い段差から飛び降りるヒナ。

急斜面を何度も登ろうとするヒナ。

母だけ先に行ってしまう家族。

逆に、ヒナ全員が母について行かず「ボイコット」状態になる家族(笑)。

増水した川で激流へ飛び込んでいく親子もいました。

見ている側からすると「そこ行くの!?」と思う場所でも、親子にとっては普通の移動経路だったりする。

何年見ても、この辺りは面白いです。

そして、今年は池から1組も生まれなかった

今年のもう一つの大きな出来事。

いつも見ている池では、カルガモ親子が1組も出ませんでした。

私はこの場所を長く見ていますが、少なくとも自分の観察では約15年間で初めて。

今年も抱卵していると思われる母は確認していて、2組については巣や卵まで記録できました。

なので、「今年は最初から繁殖しなかった」というわけでもない。

でも結局、池でヒナを連れた母カモを見ることはありませんでした。

何が原因だったのかは分かりません。

たまたま複数の巣で孵化まで至らなかったのかもしれないし、孵化後のごく早い段階で何かが起きた可能性もある。

確認できていないことなので、ここは想像するしかありません。

ただ、川全体では35組ほど、191羽のヒナを確認しています。

池だけを見ると異変のようにも感じるけれど、川全体を見ると「カルガモ親子が極端に少なかった年」という印象でもない。

だからこそ、来年以降どうなるのかも気になります。

今年は子育てエリアと下流を濃く見た年でもあった

これは完全に私の観察ルートの問題ですが、今年は途中から、

「どうせ池で生まれるし、そうなったら上流にも通うことになるだろう」

と思って、あえて池や上流へ行く頻度を減らしていました。

ところが……池で生まれない(笑)。

結果として、例年より上流側の記録が少なくなったのは少し心残りです。

その代わり、いつもの子育てエリアから下流側については、かなり濃く見ることができました。

毎年まったく同じ範囲を同じ密度で観察できるわけではないので、こういう「今年はどこをよく見たか」も、後から数字を比較するときには忘れないようにしておきたいところです。

2026年の動画を時系列でまとめました

で、区切りとして一旦0508Gから0922Gの動画を、**「2026年カルガモ親子観察記録」**として番組にまとめました!

2026年カルガモ親子観察記録|YouTube番組

基本的には撮影日の順番です。

面白い場面だけをまとめた作品というより、今年のカルガモ親子を後から時系列で確認できる観察記録の保管庫みたいなものです。

何も起きない動画もあります。

ずっとお昼寝している日もあります。

探している家族がほとんど映らない日もあります(笑)。

でも私としては、そういう映像も含めて残しておくことに意味を感じています。

「この日にはまだこのヒナがいた」

「この翌日に数が変わった」

「この時には別の家族と一緒にいた」

「母がいなくなった後も、まだこの場所で生きていた」

後になって観察表と映像を照らし合わせると、当時は気づかなかったことが分かる場合もあります。

なので興味がある方は、最初から全部見る必要は全くないので、気になった家族や出来事だけでも覗いてみてください。

数字にすると62%。でも191羽それぞれ違った

今年の数字を最後にもう一度まとめると、

  • 観察期間:2026年5月8日~9月22日
  • 138日間
  • 観察したカルガモ親子:約35組
  • 確認したヒナ:191羽
  • 若鳥まで育った可能性が高いヒナ:約119羽
  • 推定:約62%

となりました。

でも、毎日見ていた側からすると「191羽のうち119羽」という数字だけでは、今年の印象は全然表せないです。

置いていかれた子。

別の家族に混ざった子。

急斜面を何度も登った子。

1羽だけ遅れて猛ダッシュで追いかける子。

コイにびっくりした子。

母が飛んでいってしまった後に待っていた子。

他の母についていった子。

母がいなくなっても兄弟たちと育っていった子。

そして、いつの間にか親と見分けがつかないくらい大きくなって、飛んでいった子。

観察表では「+1」「▲1」「見ず」「母なし」みたいな数文字になってしまうけど、その一つ一つに実際の出来事がありました。

今年もよく見たなぁ……と思います。

というわけで…、カルガモ親子見つからず。

ケg1が子カモ1羽で居るのを0907Gで見て以来、一度もカルガモ親子を見ることがなく…今年はこれでカルガモ親子の密着は終了です。(実質0907Gまで)。

ケg1やカg5はなんだかんだまた会えると思ってはいたが…今年は9月に雨が多く、常に増水気味のような状態で結局見られず。

ただ、例年、後発生まれの親子はライバルが少ない子育てエリアで育つことが多かったので、そうじゃない例として記録できたのは貴重とも思う。(毎年、8月生まれの壁登り親子も今年はこなかった)。

カルガモ親子の記録は…ヒナが幼い頃が人気で、後半部分はどんどん地味になり、最後の方はもはやカルガモ親子自体が映らない状態が続きましたが…私の中では終わっていなかったので、今日でようやく区切りがつけられた気がします!

今年は、池の抱卵を確認してから池で生まれる親子を待ちつつ、バンの子育ても見ながら前半は池も記録していたが…結局生まれず。

2010年から見ている見守り隊の人でも初めてのことで心配もありつつ、ただ、川全体としては35組ほど記録し、ヒナも191羽で、例年通りといえば例年通り。

池も抱卵2組までは記録できてるので、何かしらの偶然が重なったのだろうか…?

また、個人的には「どうせ池で生まれるし、そうなったら上流に通うことになるから…」と途中から池や上流は見に行かない方針にしてみたのだが、結局池に生まれなかったので、上流を見に行く機会が少なかったのが若干心残り。

その分、子育てエリアと下流気味の観察は例年よりあつく出来ました。

また、今年の観察中にチャンネル登録者が100万人を超えたのだが、絶賛カルガモ密着中で全然お祝いとか出来ず…。

なんとなく100万到達して、気が抜けて…昆虫とか撮りたい欲求が膨らんでいるので、しばらくはサブチャンネルとかも試しながら迷走気味に動くと思います。

相変わらず、ずっと動画自体は適当な思いつきばかりですが…個人的には何も考えずに適当に動画投稿できる場所があるのも嬉しいので、まぁ、しばらくは模索してみます。

多分、そうこうしてるうちに来年、2027年、Hの年の親子、Ah組が生まれてまた、我慢できずにカルガモ漬けになる気はしてるので…。

カルガモ親子が目的の方は、それまで、ごきげんようです!

ここまで見守ってくださった方、本当にありがとうございました!

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