この動画へのコメントで、母カモがヒナを置き去りにする理由を聞かれて…私の観察した範囲での考察を返信したのですが… せっかく頑張って文章をうったのでAIにまとめてもらいました。↓
カルガモの母親がヒナを残して飛び去るのはなぜ？
カルガモの親子を観察していると、ときどき「母ガモがヒナを残して飛び去ってしまう」場面に出会うことがあります。一見すると「育児放棄？」と心配になるような行動ですが、実はそこにはさまざまな理由や背景があると考えられます。
私がこれまで観察してきた中で確認できた、母ガモがヒナを置いて飛ぶ理由は、主に以下のようなものです：
■ 1. 引っ越しのための偵察行動
カルガモは、ヒナを安全な池や川に連れていく「引っ越し」を行うことがあります。その際、母ガモはまず単独で飛び立ち、目的地の確認やルートの安全をチェックするために一時的にヒナの元を離れることがあります。
■ 2. 餌を食べに行っている
母ガモもエネルギー補給が必要です。特にヒナがまだ小さい時期は、周囲に警戒しながらの子育てが続くため、短時間だけヒナを安全な場所に残して単独で採食に出かけることもあります。
また、抱卵場所の池や子育て場所の川には限られた種類の餌しかないこともあり、母ガモが 田んぼや畑など餌の豊富な場所 を狙って、意図的に離れているケースも見られます。これはヒナを育てながら、自分の栄養状態を保つための合理的な行動とも言えそうです。
■ 3. オスと過ごしている場面も
まれにですが、ヒナを置いてオスのカモと合流していることがあります。繁殖期の名残や個体の性格による可能性もあり、必ずしも一般的な行動ではありません。
■ 4. 危険からの回避行動
他のカモとの喧嘩や襲撃などがあった場合、母ガモは敵を引き離すためにあえて飛び去ることもあります。ヒナを危険な場所に巻き込まないための、防衛的な判断だと考えられます。
■ 5. 理由がはっきりしないケースも
観察を続けていても、飛び去る理由が明確にわからない場合もあります。何らかの要因が重なっての行動である可能性もあり、自然界の行動にはまだまだ解明されていない部分も多くあります。
今回の映像（こちらの動画）でも、母ガモが一度飛び去り、しばらくしてから戻ってくる場面が映っています。その際、別のカモも飛来しており、母ガモは威嚇のしぐさを見せていました。このことから、おそらく他のカモとの接触を避けるために一時的に退避していたのではないかと推測しています。
また、この母ガモは過去の観察記録から見ても、特に「ヒナを置いて飛び去る行動」が多く見られる個体です。翌日も同じような行動が見られました（翌日の動画はこちら）。このように、母ガモにも「性格」や「行動の癖」のような個性があるのかもしれません。
カルガモの母子行動にはまだまだ謎が多く、人間の価値観だけでは測れない奥深さがあります。引き続き観察を重ねながら、自然の営みを見守っていきたいと思います。
コメント